お知らせ一覧

32周年

おかげさまをもちまして当院は32周年となる今日を迎えることができました。
これからもより良い獣医療を提供できるように学び、皆様のお力になれるように頑張りたいと思います。

2025年11月10日

SFTS

都内で初めて犬の感染が確認されました。
「マダニ感染症「もはや全国どこでも感染リスク」 東京でイヌの感染初確認、都が注意喚起」(産経新聞)
記事には「その犬は8月下旬に都外に出たことがある」とありますのでどこで感染したのかは不明です。
しかし感染報告は拡大の一途をたどっていて、安心できる場所はもう無いのかもしれません。
マダニ、動物から人への感染もあります。また、ここ最近は暑さも和らぎマダニの活動も活発になってきています。
草むらに入る時には人は肌の露出を抑える等の対策をし、犬・猫には吸血される前に駆除できるフロントラインのようなスポットオンタイプの駆除剤を使って予防しましょう。

2025年10月15日

マダニとSFTS(重症熱性血小板減少症候群)

マダニや動物から感染し、命を脅かす病気であるSFTSですが、8月の時点で昨年までの人の年間患者数の最高を上回りました。
マダニ感染症患者数が過去最多、年累計135人 厚労省対策呼びかけ」日経新聞

千葉県でも過去に確認されており、近年では隣県でも確認されています。
関東地方で初めて感染が確認された重症熱性血小板減少症候群の1例」国立件湖危機管理研究機構
この病気を媒介する種類のマダニの生息分布が、平均気温の上昇とともに北上してきていることが一因と考えられます。

直接マダニに刺されなくても、感染した動物の唾液等から人にも感染します。
外に出た後、数日~2週間程度の潜伏期間の後にに元気がなくなったり体が熱かったり(発熱)食欲が落ちた場合には、病院に一報を入れた上で至急ご来院下さい。
防護服等の準備をした上での診察となります。

予防対策は、「草むらに入るときは長袖・長ズボンで極力肌の露出を抑える」「外に出る動物には滴下型もしくはスプレータイプのノミ・マダニ駆虫薬を投与して予防する」ことが大事です。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A」厚生労働省

2025年08月27日
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